KBAA & AVSE
Brooklyn To Japan Tour

ブルックリンの DIY / インディミュージックシーンの中心となっている場所、「East Williamsburg Econo Lodge」、
略してEWEL、通称「エコノ」。バンドの練習スタジオとして運営されているが、週末はライブイベントも行われる。
エコノでのライブ情報の発信を兼ねたウェブサイト Bandnada は、ローカルバンドのコミュニティサイトとなっている。

エコノと Bandnadaを軸に、ブルックリンのインディーミュージックシーンを支える、
Kissed By An Animal (KBAA)
A Very Special Episode (AVSE)
の2組のバンドが、パンデミックを乗り越え、ついに日本ツアーを敢行。


Kissed By An Animal

KBAA


メンバー

ディマ (ヴォーカル&ギター)
ジョン(ドラム)
ヒロ(ギター)
ツグミ(ベース)

Kissed by an Animal(KBAA)は、 イラストレーター・メディアミックスアーティストとして活躍する ディマを中心とした、ブルックリンを拠点とするバンド。
彼の増え続ける曲のコレクションを発表するための手段として、 2018年にドラマーのジョンとバンドを結成。 その後ベーシストとしてツグミが加入し、最初の数年間は3ピースで活動していた。
2020年、Handstand Recordsから、セルフタイトルのデビューアルバムをリリース。 このアルバムのレコーディング時に、ヒロをセカンドギターとして起用した。
バンドは4人編成となり、彼らのホームである「East Williamsburg Econo Lodge」(エコノ)をはじめ、主に地元のブルックリンで数え切れないほどのライブも行う。

パンデミックの間は、2022年7月にリリースされたLP「I Don't Have To Explain Myself To You」のレコーディングに当てられた。Handstand RecordsとEWEL Recordsのコラボレーションリリースとなったこのアルバムは、バンドそのものが成長し、サイケパンク、オルタナティブロックのサウンドスケープの一角が拡大されたサウンドに仕上がった。
同年11月には、KBAAのドラマー、ジョンがヴォーカル、ディマはベース、ヒロがギターをつとめる”The Black Black”との、スプリット7インチ『Songs About New York』をEWEL Recordsからリリース。
KBAAは未知へのサウンドの追求を続けている。




A Very Special Episode

AVSE


メンバー

ケイシー (ヴォーカル&ベース)
パトリック(ギター)
チェイス(ドラム*)

*Avery Brooks (COUPY) is joining as a substitute drummer for this Japan tour
*ジャパンツアーのみエイベリー・ブルックス(COUPY) がドラムを担当。

2021年のデビューLP『FIX YOUR HEARTS OR DIE』は、バンドとしての礎をとらえたアルバムとなった。
それを経て2023年にリリースされたセカンドアルバム『Freak Me Out』は、彼らの大作であると言ってよいだろう。
「デビューLPは、ドラマーのチェイス・シャターが加入してから書いた曲の集大成だったが、その時すでに2枚目のアルバムのこと意識していた。」と、ボーカル/ベースのケイシー・ハイスラー。 バンドの全員が作詞と作曲を手掛け、制作プロセスにおいてメンバー全員が発言権を持つ。セカンドアルバム『Freak Me Out』は、バンドのサウンドをさらに進化させ、その限界を探った作品となった。

AVSEはブルックリンのインディーミュージックシーンを支えている重要なバンドのひとつでもある。KBAA同様、AVSEのホームでもある「East Williamsburg Econo Lodge」 (エコノ)では、自分たちが演奏するだけでなく、ライブのブッキングや当日のイベント運営そのものにも深く関わっている。ギターのパトリック・ポーター曰く、 「僕らがいるブルックリンのDIYシーンは、小さなユートピア。そのコミュニティは非常に健全。文化的に共有される音楽という大義名分をみんなが信じているからこそ成り立っている。」